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歯周病

歯周病・歯槽膿漏・歯肉炎とは?

歯周病ってなぁに??

11_img_02歯周病とは細菌により炎症が起こり歯周組織が壊されるため,歯を支えることができなくなります。
歯茎が腫れ、歯がぐらぐらして、噛むと痛くなり、最後は歯が抜け落ちてしまいます。
 

歯周組織とは?
歯の周囲の組織のことで4種類あります。

  • 歯肉(歯茎)
  • セメント質(歯の根の表面を覆っている組織)
  • 歯根膜(歯と歯槽骨をムずぶ繊維)
  • 歯槽骨(顎の骨)歯はこの中に植わって支えられています。

歯槽膿漏ってなぁに??

歯槽膿漏とは歯周ポケット(歯肉溝)から膿が出ている状態を指します。歯周病と同じ意味として使用されることもありますが、歯周病の症状の1つを指して言っているものです。

歯肉炎ってなぁに??

歯周病の初期の状態を指してこう呼びます。歯茎に炎症が起こっていて、歯肉が赤く腫れていても、まだセメント質、歯根膜、歯槽骨の破壊は起こっていない状態です。

なぜ歯周病・歯槽膿漏・歯肉炎になるのでしょうか?

歯周病菌が歯周病を引き起こします。

どうしたら歯周病・歯槽膿漏・歯肉炎を防げますか?

歯の周りにこの歯周病菌が含まれたプラークを付けないよう日頃のケアと、歯科医院で歯石を取ることが必要です。

歯周病・歯槽膿漏・歯肉炎も虫歯と同じ感染症です。歯周病は特殊な細菌により引き起こされています。その細菌を媒介するのがプラーク(歯垢)です。
ですから歯の周りにこのプラークが付いていないこと、あるいは歯石がついていないことが歯周病を起こさないためには重要です。

プラークは歯ブラシで落とすことが出来ますが、歯石は石のように硬く、また歯や根にしっかりとこびりついている為、歯ブラシで落とすことができません。そのため、歯石を取るためには特殊な器具、装置が必要です。

それ以外にも歯周病・歯槽膿漏を起こす原因があります。それは「歯にかかる過大な力」「ストレス」「タバコ」「糖尿病」などですが、それらが複合的に関与して歯周病の発症と進行をもたらしています。この中で最も歯周病にとって問題なのがプラーク(歯垢)とタバコです。

歯石は歯周病を引き起こす原因と考えられがちですが、歯石それ自体は歯周病を引き起こすものではありません。
プラーク(歯垢)の格好の住みかとなるため、そのままにしておくと細菌が増殖してしまいます。そのために定期的に歯石は歯科医院で取らなくてはいけません。ただ、歯石の沈着は個人差があるため、頻繁に取らなくてもよい場合もあります。

つまり歯周病の管理は自分自身で行うことが80%。残りの20%が歯科医院において行うこと。と言ってもいいと思います。

毎日の歯磨きで歯周病は予防できる?

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多くの患者さまからよく、「毎日、歯磨きをしているのに、どうして歯周病になってしまったのですか?」ということを聞かれます。その答えの一つが歯周病が人から人へ移る感染症であるということです。
感染症である以上、物理的な清掃(歯磨き)だけで感染予防をすることはできません。
さらに、歯周病菌はバイオフィルムと呼ばれる強力なバリアで守られていますので、歯磨きだけでは、そのバリアを除去することが非常に困難です。
さらに、歯の表面に長期間付着していた歯垢が、唾液中のカルシウムを吸着することによって歯石になります。
歯石自体は何も悪さをしないのですが、歯石が歯肉の溝(歯と歯肉の間には溝があり、歯肉の炎症が進行するほど溝が深くなります)にも付くことで、歯肉に対する刺激(歯肉の溝を押し広げようとする刺激)を与えます。また歯石には歯垢が極めて付着しやすく、新たに歯石に付着した歯垢の中にいる細菌(歯周病菌)の働きにより、歯肉の炎症をさらに進行させていくことになります。
歯石は歯ブラシでは取り除くことが出来ません。
つまり、いくら歯磨きを毎日しっかりしたとしても歯周病予防には限界があると言うことです。ではどうすればいいのか?
その答えは、定期的に歯科医院で歯垢・歯石・バイオフィルムを除去してもらうことです。
歯科医院では専門の器具を用いることにより、これらを徹底的に除去することができます。

米国で次のような報告があります。
歯周病治療を終了した患者さんを10年間にわたって追跡調査したところ、治療終了後に定期的に歯科医院にて歯垢・歯石・バイオフィルムを除去することを続けた人は、そうでない人と比べて歯を失う本数に4倍の開きがあったことが分りました。
3カ月~6カ月に1度の定期検診を受信されることをお勧めします。
詳しくは予防歯科を参照下さい。

とにかく早めの来院が重要!

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歯周病の怖い所は、ガンや脳卒中と同様に痛みが伴わないため、あなたが気付かないうちに病気が進行してしまい、気付いたときにはもう手遅れになってしまっているということです。
歯周病にかかった患者さんは、助けを求めて歯科医のもとに来院されます。
「グラつきだした歯を治したい」「以前と同じように物が噛めるようになりたい」という希望を持って、歯科医院に訪れます。
しかし、多くの場合には、「グラついた歯を抜きます」と診断されてしまいます。歯科医院で行われる抜歯のうち、約8割が歯周病によるものだという報告もあります。
歯周病は末期になると、決定的な治療法や特効薬がありません。
歯科医師としても、歯周病の初期段階での治療は自信がありますが、末期では延命がせいぜい、というのが本音です。
しかし、早目の来院によって、その後の状況が大きく変わってきます。
ですので、下記のセルフチェックに該当する箇所が1つでもありましたら歯科医院への来院をお勧めします。

歯周病セルフチェック

  • 歯磨きをすると歯茎から出血する。
  • 歯肉が赤く腫れている。
  • 歯茎から膿が出る。
  • 食べ物が歯の間にはさまりやすくなった。
  • 昔より歯が長くなったように見える。
  • 朝起きた時、口の中がネバネバする。
  • 歯がグラグラする。
  • 歯が浮いた感じになる。
  • 口臭があるとよく言われる。

歯周病って治るの?

現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。 大切なのは予防、診断、治療、そしてメンテナンスです。

この15年の間に、歯周治療は急速な進歩を遂げました。 以前は「不治の病」とさえ言われていた歯周病も、現在では進行を阻止することが可能となり、健康をとりもどすことができるのです。
まず、歯周病の原因は歯垢ですから、それをためない、増やさないことが基本です。そのためには・・・

  • 正しい歯磨きの方法で毎日実行することです。歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておく事が何より大切なことです。
  • 歯肉の中まで入っている歯石を完全に取り除き、さらに根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去することです。
  • 傷んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にすることです。
  • 健康の保持のため歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受けることです。
歯周病の恐ろしい点は、初期・中期には痛みをあまり感じることがなく症状がどんどん進むことです。
痛みや腫れの症状が出てくるのは末期になってからで、それまではほとんど自覚症状ありません。これがこの病気の最大の特徴で、また一番恐いところなのです。